令和6年度入間市消防団特別点検
令和6年11月24日に西武市民運動場にて、入間市消防団特別点検が実施されました。これは日常の消防団活動を行う中で、消防団規律や支給されている消防車などの機械器具が安全に活用されているかなどを確認する目的で行われています。
毎年11月の最終日曜日に同会場にて行われていて、これから空気の乾燥と共に火災の発生しやすい時期になる前の地域防災意識の向上も目的とされています。
当日は入間市内の全ての消防団が参集して、団長をはじめ在籍団員が参加しました。点検責任者として入間市長のほかに、関係団体、自治会関係者なども点検に参加していただきました。
また団本部車両を含めの市内全21台の消防車が一堂に集まることから、近隣のお子様や市民の方々も大変多く見学に来られていました。
点検の内容は、服装規律点検、機械器具点検、それと今回初めての試みで救助資機材操法の展示の3つが行われました。服装規律点検では全団員が規定の制服を正しく着用しているか、身だしなみが整っているかがチェックされ、全員が厳しい基準をクリアしました。
機械器具点検では、消防車両、ポンプ、ホースなどの装備が正しく搭載および機能するかどうかが確認されました。
最後に救助資機材操法の展示が行われました。入間市消防団7個分団全てに1台ずつ消防多機能車という車両が配備されています。最初の車両配備から10年超が経過していることもあり今回初の試みで、実際の災害時を想定した救助活動の一端が披露されました。こちらは各分団の正副分団長が、装備されている資機材の中で今回はエンジンカッターを用いて単管パイプ切断訓練と、チェーンソーを用いた木材切断訓練を行いました。単管パイプ切断訓練では鉄粉が火の粉のように飛び散り、迫力に観覧の皆さんからは歓声が上がっていました。木材切断訓練では「刀切斧砍」という言葉が当てはまるように日常の手入れが行き届いる様子を見ていただけました。また新入団員にとっては、先輩団員の技術を学ぶ貴重な機会となりました。
この特別点検を通じて入間市消防団の準備状況を再確認し、地域防災の意識を高めることができました。今後も地域住民の安全を守るために継続的な訓練と点検を行い、防災力の強化に努めてまいります。皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げます。
引き続き、地域の安全と安心のためにご協力をよろしくお願いいたします。