令和5年度文化財防火訓練を行いました

令和6年2月4日(日) 令和5年度文化財防火訓練を行いました。

1月26日は昭和24年に国宝法隆寺金堂壁画が火災により、大半を焼失した日にあたり、国はこれを教訓として、貴重な国民的財産である文化財を火災から守ることを目的に「文化財防火デー」と定めています。入間市でも「文化財防火デー」に合わせて、毎年、教育委員会、文化財関係者、自治会等が協力して消火訓練を実施し、貴重な文化遺産の保護、保存に努めています。今年度は金子地区三輪神社にて文化財防火訓練が行われ、管轄の第3分団が訓練に参加しました。

当日は入間消防署による初期消火訓練の指導の後に、三輪神社敷地内で焚き火をしていたところ、強風により拝殿に飛び火し延焼。焚き火をしていた地域住民が火災を発見。境内にて会合中の三輪神社関係者及び地域住民等が初期消火活動にあたるも延焼拡大したものと想定して訓練にあたりました。

第3分団に配備されている消防ポンプ自動車と小型ポンプを中継した実践的な訓練となりましたが、第3分団の結束力で訓練を無事に終了することができました。また実践的な訓練を実施したことで、団員の技術の向上や自信につながる訓練になりました。訓練終了後には、市指定文化財である三輪神社の天井絵の公開もあり、地域住民と協力して貴重な文化財を未来に向けて火災から守り続けることは、今を生きる消防団員としての使命であると感じさせられる1日となりました。